Passage of the Sky

合唱が好きなオタクです

はやみん合唱団 織声「空の移ろい」が終わりました

まず初めに自己紹介。「はやみん合唱団 織声」という合唱団で指導をしています。

origoe.org


先日初めての演奏会を終え、記事にまとめておこうと思い、ブログを開設した次第です。
なんせ面倒臭がり屋なので特に定期更新などは考えておりませんが、したためたい欲が沸き上がった時にはこっそり記事が増えるかもしれません。

 


はやみん合唱団 織声「空の移ろい」とは、昼、夕方、夜と時間の流れに沿ったセットリストで空の移ろいを感じようというコンセプトの演奏会でした。
ティザーフライヤーはこんな感じで「空を見上げたくなる」仕掛けを入れてみたり、
(ちなみに投稿された写真は300枚を超えていたようです。もちろん織声メンバーが半分以上は占めるようですが…投稿してくださったみなさんありがとうございました!)

 

本フライヤーでは表面では孤独を、
裏面では同じ空でも時間・場所・隣にいる人によって見え方は様々に変わるという
人の元来抱える孤独と他者との繋がりを表現しています。
フライヤーのイラストは織声のロゴも作ってくれたみゆきさんです。

 ちなみに本フライヤーについて焼肉屋で喧嘩しながら描いたラフが出土したので貼り付け。

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当日のダイジェスト動画が公開されていますので、ご来場いただけなかった方もご覧いただけると嬉しいです。

youtu.be


ご来場いただいた方の感想などはここにまとまっています。

togetter.com

 

 その他、団のアカウントから裏話なんかをツイートしてたりするので下記よりチェックいただけたら嬉しいです。

#空の移ろい hashtag on Twitter

 

 

曲ごとに振り返り

 …はTwitterでやったりやらなかったり。
感想で「空にまつわる思い出」を教えてくださる方が多くて表現者冥利に尽きるとはこのことかと。
後述のクレジット動画にも主人公は聴いてくださるみなさまだと書かせていただきましたが、織声の歌を聴いて思い浮かんだものが今回の旅のお土産です。


音楽的にはまだまだ発展途上で、今までは割と音程と発声に振り回されてきましたが、この演奏会を経て大分進歩したと自負しています。これから一歩先に進むためには、各個人課題は色々あれど、団としてはリズム感のトレーニングに挑まなければならない…っ!という気持ち。

楽しく、遊びながらリズムを身に着けるトレーニングを探していきたいなぁ。
ちなみに織声では筋トレをしながら歌うのを取り入れています。歌詞がない間は休憩していいルール、プランクから始まり、ポーズ維持が厳しくなったら裏返って仰向けの腹筋にシフト。
「今日は何かける~?」なんて言いながら練習始めの筋トレが習慣化してきたように思います。

 

企画について

空がテーマの演奏会がやりたいと初めて思ったのは私が音楽大学に通っている頃だったかと思います。
今回の演奏会にゲスト・エキストラ・ステマネとして力を貸してくださった三好草平さんの合唱団でプラネタリウムでの演奏会をやっていたんですね。そちらに伺えはしなかったものの、Twitterで見かけていつかそんな演奏会がやりたいと密かに思っていました。
その時は単純に「星とかの曲集めたい」くらいのぼんやりした気持ちでした。
織声が立ち上がる前に「やりた~い」とまた呟いたところ、今は織声の代表となっているひかるくんが「いいホールありますよ」と豊洲シビックセンターホールを教えてくれたのでした。
いつか演奏会をやるならここだ、という想いが心に植え付けられました。
(全然関係ないけど、いつか「空」ではなく「星」がテーマの演奏会をやるならこの曲をやりたい。PMSっていつも座って歌ってていいですよね…)

youtu.be

 


織声が副次的文化系合唱祭で初めてステージに立った時に、「この仲間たちとなら出来る」と確信しまして、当日の打ち上げ前には「演奏会やりたいです、コンセプトはこれで、大まかな曲はこれです」と伝えていました。

副次的のステージ振り返り会と同時に、演奏会のキックオフミーティングが設定されました。

 


ところで。

トップが「演奏会やるぞ!」と言って「面白そう、やりたい」とウェルカムな空気に包まれる団ってどれくらいあるんでしょうか。その前に「げ、大変そうなこと言い出したよ」って顔になるのが通常の反応だと私は思っています。
定期演奏会を活動の一環としているならばともかく、織声は元々は突発的な企画として立ち上がっているので、演奏会をやることになるなんて思いもよらなかったメンバーがほとんどじゃないかと思います。

ただ、広報とか、色々動き出す段階でもその状態だと大変に困ります。言い出しっぺがやればいいじゃんの法則だと恐らく準備期間だけで私は1/3くらいの質量になって本番はとても歌なんて歌ってる場合じゃなくなりそうですよね。これぞ言い出しっぺダイエット。


だので、キックオフミーティングや企画書の読み合わせ会、演奏会の目的ディスカッション、演奏会タイトル候補出しのワークショップなど、主に演奏会の運営チームが団全体のチームビルディングを重視してくれたのはとっっっても助かりました。
いい意見が欲しいのはもちろん嘘ではないけれども、それより何より「みんなで作る」というマインドセットが何より大事だったと思います。

 

「みんなで作る」の結果がこちらのスタッフクレジットです。
肩書には表せないような「誰かがやらなければいけないこと」や、「人の目には見えにくいこと」をやってくれたメンバーも多いです。ありがたい。

 

 

早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け

 

という言葉があります。
私一人でソロの演奏会をするなら多分一ケ月の準備で開催だけなら出来ると思うんですよね。でもそれって今回のような体験に繋がったでしょうか。否、無理。
今回の演奏会はみんなで6~7ヶ月ほどをかけて作り上げたものです。おかげで一人では決して見ることの出来なかった景色を見せてもらいました。
(Free!の松岡凛があそこまでリレーにこだわった理由を追体験した)

繰り返しになりますが、仲間たちに心から感謝しています。

 


また、代表のひかるくん。私が音楽系の責任者であれば彼は団全体の責任者です。(っていうとちょっとその身には重いかな)
彼の優しさと明るさは演奏会当日のMCで存分に発揮されていたと思います。
そんな彼にも欠点がないわけではないのですが、っていうかメッチャあるよぉぉ。

それで彼を嫌いになることはないし、これはお互い様だと思います。私が自覚している欠点も「個性」として捉えてもらえているので大変助かっていると同時に、私もそうやって一緒に歌う仲間を愛すればいいんだなと教えてもらっています。全部を許容する必要はない。だけど否定もしなくていい。

許してもらいながらも開き直らず、努力していこうとは思っていますが、人間直らない欠点もあるもので、むしろそれを糧にして私にしか出来ない音楽作りに生かしていきたいなぁ。
これからもよろしく。

 

 

合唱は人の声が重なって成り立つものです。
一人一人、声が違うからこそ、一つになる気持ちよさがある。


声を織り上げ、響かせていく。

 

そんなシンプルな合唱の楽しさをこれからも追及していきたいなと改めて思える体験になりました。

 

 

織声の次の舞台は8/19 副次的文化系合唱祭です

サブカル合唱界隈では年に一度のお祭りになっているこちらのイベント。
ひとくくりに「サブカル」と言っても様々な個性があるもので、表現も多種多様。とにかく刺激が多い一日です。
ご一緒出来るのが嬉しく、そして怖くもある(笑)それほど濃い団体が多いのです。

去年織声は副次的で舞台デビューしました。お客さんのあたたかな歌声に包まれて歌えたあの日の成功体験で演奏会まで頑張って来られたと言っても過言ではないです。
もしサブカル音楽が好きで、副次的未体験の方がいたらぜひぜひ!遊びに来てみてください。

(今年は例年以上に盛り上がっていて出演枠も激戦でした。これは整理券がすぐ尽きるのでは…とひやひやしています。受付開始したら即申し込むのが吉かと。)

subculture-chorus.jimdo.com

 

私たち織声は早見沙織さんの歌う、カードキャプターさくら クリアカード編EDテーマ「Jewelry」を演奏します。

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一緒に歌う仲間を絶賛募集中です!
オンステは難しいかも?という方でも、一度練習に来てみてください。いつか交わる道もあるかもしれません。
私たちとしては、まずたくさんの方に出会いたいです。

本当の本当に、お気軽にどうぞ♡

docs.google.com

 


副次的に他団体で参加した時の経験が強烈に織声の音作りに反映されていたりするのでまた気が向いたらそこらへんも書きたいです。気が向いたら。